キックオフ

きっくおふ

キックオフとは、サッカーの試合開始、ハーフタイム後の再開、または得点後にプレーを開始するための手順である。センターサークル内にボールを置き、攻撃側チームの選手がボールを蹴ることで試合が開始される。キックオフ時には、ボールを蹴る側のチームの選手のみがセンターサークル内に入ることができ、相手チームの選手はセンターサークルの外で待機しなければならない。2016年のルール改正により、キックオフのボールを後方にパスすることが可能になり、戦術的な選択肢が広がった。それ以前は必ず前方にボールを蹴る必要があった。キックオフから直接ゴールを決めることも可能であり、まれにキックオフから直接ゴールを狙う大胆なプレーも見られる。また、得点後のキックオフは失点したチームが行うのがルールである。近年では、キックオフ直後に組織的なプレッシングをかける戦術や、逆に短いパスを回して相手のプレスを回避する戦術など、キックオフからの展開も重要な戦術要素として注目されている。