プスカシュ賞
ぷすかしゅしょう
プスカシュ賞(FIFA Puskás Award)は、国際サッカー連盟(FIFA)が主催する、その年最も美しいゴールを決めた選手に贈られる賞である。2009年に創設され、ハンガリーの伝説的なストライカー、フェレンツ・プスカシュにちなんで命名された。対象となるのは、男女を問わず、世界中のあらゆるレベルの試合で決められたゴールであり、プロだけでなくアマチュアの選手も候補となる。選考基準は、技術的な美しさ、創造性、難易度、重要性などである。過去の受賞例としては、ズラタン・イブラヒモビッチのバイシクルキック(2013年)、モハメド・サラーのドリブルゴール(2018年)、エリック・ラメラのラボーナシュート(2021年)などがある。候補ゴールはファン投票と専門家の審査により選ばれ、最終的にFIFAの年間表彰式「ザ・ベスト・FIFAフットボールアワーズ」で発表される。この賞により、プロフェッショナルだけでなく、世界中のサッカープレーヤーのスーパーゴールが注目される機会が生まれている。美技や創造性が評価されることで、サッカーの芸術性と魅力を称える重要な賞となっている。