サッカー用語辞典

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ペップ・グアルディオラ

ぺっぷ・ぐあるでぃおら

ペップ・グアルディオラとは、現代サッカー界で最も成功し、影響力のある監督の一人であり、革新的な戦術家として知られるスペイン人指導者である。1971年生まれで、選手時代はバルセロナの中盤の要として活躍し、ヨハン・クライフ監督の下で「ドリームチーム」の一員としてチャンピオンズリーグ優勝を経験した。2008年にバルセロナの監督に就任すると、ティキタカと呼ばれるポゼッションサッカーを完成させ、2008-09シーズンには史上初の6冠(リーガ・エスパニョーラ、コパ・デル・レイ、チャンピオンズリーグ、スーペルコパ・デ・エスパーニャ、UEFAスーパーカップ、FIFAクラブワールドカップ)を達成した。その後、バイエルン・ミュンヘン(2013-2016)、マンチェスター・シティ(2016-現在)でも圧倒的な成功を収め、各国でリーグ優勝を重ねている。グアルディオラの戦術的特徴は、高いボールポゼッションポジショナルプレー偽サイドバックインバーテッドフルバック)などの革新的なポジション概念、そして相手に応じた柔軟な戦術変更である。彼の影響は世界中の監督に及び、現代サッカーの戦術トレンドを形作っている。選手個々の技術と戦術理解を高いレベルで要求し、完璧主義者としても知られる。