ハットトリック
はっととりっく
ハットトリックとは、1人の選手が1試合で3得点以上を記録することを指すサッカー用語です。この言葉の起源は19世紀のクリケットにまで遡り、3つのウィケットを連続で奪った選手に帽子(ハット)が贈られたことに由来します。サッカーでは得点を記録した選手が試合球を持ち帰る習慣があります。特に4得点の場合は「スーパーハットトリック」、5得点は「ハンド」と呼ばれることもあります。歴史的には、ジェフ・ハーストが1966年のワールドカップ決勝でハットトリックを達成した例が有名です。また、リオネル・メッシやクリスティアーノ・ロナウドは通算で多数のハットトリックを記録しており、現代サッカーにおける得点力の象徴となっています。プレミアリーグやリーガ・エスパニョーラなど主要リーグでは、シーズンあたりのハットトリック数も注目される統計指標の一つです。