フリーキック
ふりーきっく
フリーキックは、ファウルや反則が起きた際に、反則を受けたチームに与えられる再開方法である。直接フリーキックと間接フリーキックの2種類が存在する。直接フリーキックは、そのキックから直接ゴールに入れることができるもので、相手選手への押す・蹴る・つまずかせるなどの身体的接触を伴う反則や、危険なプレー、ハンドなどに対して与えられる。間接フリーキックは、キックから直接ゴールに入れることはできず、他の選手が触れる必要があるもので、オフサイド、危険な方法でのプレー、ゴールキーパーの反則などに対して与えられる。フリーキック時には、守備側の選手はボールから9.15メートル(10ヤード)以上離れなければならず、主審の笛の後にキックが行われる。ただしクイックリスタートとして、相手が壁を作る前に素早く蹴ることも認められている。攻撃側にとっては得点チャンスとなり、特にゴール前の直接フリーキックでは、カーブやナックルボールなどの特殊なキック技術を使った名手が活躍する。歴史的な名手には、ジュニーニョ・ペルナンブカーノ、デビッド・ベッカム、中村俊輔などがいる。戦術的には、壁を作る守備側と、それを崩そうとする攻撃側の駆け引きが見どころとなる。