ブロック守備
ぶろっくしゅび
ブロック守備とは、チーム全体がコンパクトな陣形を作り、相手の攻撃スペースを限定する守備戦術を指すサッカー用語です。選手間の距離を詰め、横と縦のラインを整えることで、相手の侵入を防ぎます。特に自陣深くに引いて守る「ローブロック」と、中盤付近で構える「ミドルブロック」、高い位置で守る「ハイブロック」に分類されます。ブロック守備では、組織的な連動が重要であり、一人が食いつくと全体のバランスが崩れるため、規律を保つことが求められます。この戦術は、格上の相手に対して失点を最小限に抑え、カウンターアタックの機会を狙う際に効果的です。イタリアのカテナチオや、ディエゴ・シメオネ率いるアトレティコ・マドリードが採用する堅固な守備がブロック守備の代表例です。現代サッカーでは、状況に応じてブロックの高さを変える柔軟性も求められます。