ポゼッション

ぽぜっしょん

ポゼッションとは、試合中にボールを保持している状態や、その保持率を指すサッカー用語である。ボールポゼッションとも呼ばれ、現代サッカーにおける重要な戦術指標の一つとなっている。ポゼッション率が高いチームは試合の主導権を握っていると見なされることが多い。バルセロナやスペイン代表が実践したティキタカは、高いポゼッション率を維持しながら相手を崩す戦術として有名である。グアルディオラ監督は「ボールを持っている間は相手に攻撃されない」という哲学のもと、ポゼッションサッカーを極めた。ただし、ポゼッション率が高いことが必ずしも勝利に直結するわけではなく、効果的なポゼッションとそうでないポゼッションを区別することが重要である。カウンターアタックを主体とするチームは、意図的にポゼッション率を下げることもある。現代では、パス成功率や前進パス率などと組み合わせて分析される。