サッカー用語辞典

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レフ・ヤシン

れふやしん

レフ・ヤシンとは、ソビエト連邦出身の伝説的ゴールキーパーで、「黒豹」の異名を持つサッカー史上最高のGKの一人です。1929年生まれ、1990年没。ディナモ・モスクワとソビエト連邦代表でプレーし、1963年にはGKとして史上唯一バロンドールを受賞しました。オールブラックのユニフォームと卓越した反射神経、ダイナミックなセービングで知られ、キャリアで150以上のPKをセーブし、270試合以上でクリーンシートを達成したとされています。ヤシンは現代的なゴールキーピング技術の先駆者で、ゴールエリアから積極的に飛び出してボールを奪取するプレースタイルを確立しました。また、ディフェンスラインへの声かけやコーチングも重視し、GKのリーダーシップの重要性を示しました。1994年のワールドカップからFIFAが創設した最優秀GK賞は「ヤシン賞」と名付けられ、彼の功績を称えています。サッカー史における最も影響力のある選手の一人です。