サッカー用語辞典

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ロープレス

ろーぷれす

ロープレスとは、自陣の低い位置でプレッシングを行う守備戦術を指すサッカー用語です。相手が自陣深くまで侵入してきた段階で、初めて積極的なプレッシャーをかけ始めます。ロープレスを採用するチームは、自陣に多くの選手を配置してスペースを埋め、相手の攻撃を遅らせたり、ボールを奪ってカウンターアタックを狙います。この戦術は、相手の攻撃力が高い場合や、自チームの守備力を重視する場合に有効です。一方で、相手に主導権を握られやすく、長時間守備を強いられるというデメリットもあります。ディエゴ・シメオネのアトレティコ・マドリードや、ジョゼ・モウリーニョが率いるチームは、ロープレスを基調とした戦術で知られています。対義語はハイプレスで、相手陣内の高い位置からプレッシングを行う戦術を指します。試合状況に応じて、ロープレスハイプレスを使い分けることが重要です。