ローライン
ろーらいん
ローラインとは、ディフェンスラインを自陣ゴール近くの低い位置に設定する守備戦術を指すサッカー用語です。相手の攻撃に対してスペースを与えず、ゴール前を固めることを優先します。ローラインを採用するチームは、カウンターアタックを主な攻撃手段とすることが多く、守備的な試合運びを行います。この戦術は、相手チームの攻撃力が高い場合や、自チームの守備力を重視する場合に有効です。一方で、相手に押し込まれやすく、継続的な守備の負担がかかるというデメリットもあります。ディエゴ・シメオネ率いるアトレティコ・マドリードは、ローラインを基調とした堅守速攻のスタイルで知られています。また、格上の相手と対戦する際に、多くのチームがローラインを採用して守備を固める戦術を取ります。対義語はハイラインで、ディフェンスラインを高く保つ戦術を指します。