予選
よせん
予選とは、サッカーの主要大会において、本大会への出場権を獲得するために行われる事前の競技を指す。FIFAワールドカップでは、開催国と前回優勝国(2006年以降は開催国のみ)を除く各国が、大陸別に分かれた予選グループで競い合い、本大会出場枠を争う。UEFA(欧州)、CONMEBOL(南米)、CAF(アフリカ)、AFC(アジア)、CONCACAF(北中米カリブ海)、OFC(オセアニア)の各大陸連盟が独自の予選方式を採用しており、出場枠数も大陸ごとに異なる。予選は通常、ホームアンドアウェイ方式のリーグ戦やプレーオフで行われ、数年にわたって実施される。アジア予選では、1次予選から最終予選まで複数段階に分かれており、FIFAランキングの下位国は早い段階から参加する必要がある。予選の結果は、国のサッカーレベルや代表チームの強化状況を示す指標となり、予選敗退は監督交代などの大きな影響をもたらすことが多い。また、UEFA欧州選手権やコパ・アメリカなどの大陸別選手権でも同様の予選システムが採用されている。近年のワールドカップでは本大会出場国が32か国から48か国に拡大され、予選の構造も変化している。