サッカー用語辞典

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無観客試合

むかんきゃくしあい

無観客試合とは、観客を入れずに試合を行うことを指すサッカー用語です。通常はペナルティとして課されるか、安全上の理由で実施されます。サポーターの暴動や人種差別的な行為があった場合、クラブや代表チームに対する制裁として無観客試合が命じられることがあります。また、COVID-19パンデミック期間中は、感染拡大防止のため世界中で無観客試合が行われました。この状況は「ビハインド・クローズド・ドアーズ(Behind Closed Doors)」とも呼ばれます。無観客試合では、ホームアドバンテージがほぼ消失し、サポーターの声援による選手のモチベーション向上効果も得られません。テレビ中継では人工的な歓声音を流すこともありました。選手たちは静寂の中でプレーするため、コミュニケーションや指示の声がよく聞こえる反面、雰囲気作りが難しいという課題もあります。経済的にも、チケット収入がなくなるため、クラブにとって大きな損失となります。