サッカー用語辞典

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ゴールデングローブ

ごーるでんぐろーぶ

ゴールデングローブとは、ワールドカップにおいて大会を通じて最も優れた活躍をしたゴールキーパーに授与される個人賞である。旧称はヤシン賞で、伝説的なソビエト連邦のゴールキーパーレフ・ヤシンにちなんで名付けられていた。選考基準は、セーブ数、失点の少なさ、試合への影響力などを総合的に評価して決定される。1994年大会からFIFAが正式に授与を開始し、2010年からゴールデングローブという名称に変更された。歴代受賞者には、オリバー・カーン(2002年)、ジャンルイジ・ブッフォン(2006年)、イケル・カシージャス(2010年)、マヌエル・ノイアー(2014年)、ティボ・クルトワ(2018年)などがいる。特にカーンは準優勝ながら大会MVPも受賞し、ゴールキーパーの価値を示した。ワールドカップでは守備の要としてチームを支えるゴールキーパーの貢献を讃える重要な賞であり、現代サッカーにおけるゴールキーパーの戦術的重要性を象徴している。