ショルダーチャージ
しょるだーちゃーじ
ショルダーチャージとは、肩を使って相手選手に体を当て、ボールを奪ったり相手のバランスを崩したりする正当な身体接触プレーのことである。サッカーのルール上、適切に行われたショルダーチャージはファウルとならず、競技の一部として認められている。有効なショルダーチャージの条件としては、両足が地面についた状態で、肩から肩への接触であること、過度な力を使わないこと、ボールがプレー可能な距離にあることなどが挙げられる。腕を使ったり、背後から接触したり、相手の腕や背中に当たったりした場合はファウルとなる。ショルダーチャージは特に空中戦や競り合いの場面で重要な技術であり、フィジカルの強さだけでなく、タイミングとテクニックが求められる。適切なショルダーチャージができる選手は、体格で劣る相手に対しても優位に立つことができる。フォワードがディフェンダーからボールをキープする際や、ディフェンダーが攻撃選手を押さえ込む際に頻繁に使用される。ディディエ・ドログバやセルヒオ・ラモスなどは、効果的なショルダーチャージを武器とした選手として知られる。現代サッカーでは、フィジカルコンタクトの解釈が厳しくなっており、適切なショルダーチャージの習得がより重要になっている。