サッカー用語辞典

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ディフェンダー

でぃふぇんだー

ディフェンダーは、サッカーにおける守備を主な役割とするポジションの総称であり、英語のDefenderに由来する。主にゴールキーパーの前方に位置し、相手の攻撃を阻止してゴールを守ることが最重要任務である。ディフェンダーは大きく分けて、中央で守るセンターバックと、サイドで守るサイドバックに分類される。センターバックは空中戦の強さ、1対1の守備力、ポジショニングの良さが求められ、サイドバックはスピード、スタミナ、攻撃参加の能力も必要とされる。近年のサッカーでは、ディフェンダーにも高い技術力が求められるようになり、単に守るだけでなく、ビルドアップ(攻撃の組み立て)への参加、正確なパス能力、ボールキープ力などが重視される。歴史的には、1925年のオフサイドルール改正を機に、専門的なディフェンダーという概念が生まれた。それ以前は攻守の役割分担が明確でなかったが、この改正によって守備専門の選手が必要となった。代表的なディフェンダーとしては、フランコ・バレージ、パオロ・マルディーニ、フランツ・ベッケンバウアー、セルヒオ・ラモスなどが挙げられ、彼らは卓越した守備技術とリーダーシップでチームを支えた。現代では、ディフェンダーゴールを決めるシーンも増え、攻守両面での貢献が評価されている。