サッカー用語辞典

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シールドプレー

しーるどぷれー

シールドプレーとは、サッカーにおいて選手が自分の体を盾(シールド)のように使い、相手からボールを守る技術を指す。ボールと相手選手の間に自分の体を入れることで、相手がボールに触れることを物理的に阻止し、ボールをキープする。シールドプレーは、特にフォワードの選手が相手ディフェンダーを背負った状態でボールを受ける際や、コーナー付近で時間を稼ぐ際に多用される。効果的なシールドプレーには、低い姿勢で重心を下げ、体幹の強さで相手を押さえ込む技術が必要である。また、腕を適度に広げてバランスを取りながら相手の動きを感じ取るが、過度に腕を使うとファウルを取られる危険がある。ディディエ・ドログバ、ズラタン・イブラヒモビッチ、ロメル・ルカクなど、フィジカルに優れたストライカーシールドプレーの名手として知られる。シールドプレーによってボールをキープすることで、味方が攻撃に参加する時間を作ったり、相手を引きつけて他の選手のスペースを作ったりする効果がある。また、試合終盤でリードしている時に、コーナー付近でシールドプレーを駆使して時間を使うのも重要な戦術である。ボディコンタクトの激しい現代サッカーでは、シールドプレーの技術は攻撃選手にとって不可欠なスキルとなっている。