世紀のセーブ
せいきのせーぶ
世紀のセーブとは、歴史に残るような劇的で卓越したゴールキーパーのセービングプレーのことを指します。通常では防ぎきれないような決定的なシュートを、驚異的な反射神経、判断力、身体能力で防いだ際に使われる表現です。最も有名な例として、1970年のワールドカップでイングランドのゴードン・バンクスがブラジルのペレのヘディングシュートを超人的な反応で弾き出した「バンクスのセーブ」があります。このセーブは今でも史上最高のセーブの一つとして語り継がれています。他にも、2006年のワールドカップ決勝でイタリアのジャンルイジ・ブッフォンが見せた数々のビッグセーブや、2018年のチャンピオンズリーグ決勝でレアル・マドリードのケイロル・ナバスが魅せたセーブなどが記憶に残っています。世紀のセーブは、単に技術的に優れているだけでなく、試合の重要な局面で決定的な得点を防ぐことで、試合の流れを変え、チームを勝利に導く役割を果たします。