球際
たまぎわ
球際とは、ボールが50対50の状況でどちらの選手のものでもない場面、またはルーズボールを奪い合う場面を指すサッカー用語です。球際の強さは選手の重要な能力の一つとされ、フィジカルコンタクトの強さ、反応速度、競り合いへの積極性などが問われます。特に日本サッカーでは「球際の強さ」が頻繁に強調され、世界との差を埋めるために必要な要素として議論されてきました。球際での戦いに勝つことでボールを奪取し、攻撃の起点を作ったり、相手の攻撃を未然に防いだりすることができます。ミッドフィールドでの球際の強さは試合の主導権を握るために極めて重要です。クラウディオ・ジェンティーレやロイ・キーンなど、球際の強さで知られた選手は多く存在します。また、チーム全体として球際で優位に立つためには、ファーストタッチの質、身体の使い方、ポジショニングなど複合的な技術が求められます。