サッカー用語辞典

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インターセプト

いんたーせぷと

インターセプトは、サッカーにおいて相手チームのパスコースを読み、ボールが味方選手に渡る前に自らが先に触れてボールを奪う守備技術である。語源は英語の「intercept(横取りする、途中で奪う)」に由来し、相手の攻撃の流れを断ち切る重要なプレーである。タックルが対面での直接的なボール奪取であるのに対し、インターセプトは予測と位置取りによって間接的にボールを奪う点で異なる。成功するインターセプトには、相手のパスの意図を読む予測力、パスコースに素早く入り込む反応速度、そして適切なポジショニングが求められる。特に、相手チームの攻撃パターンやパサーの癖を分析し、次のパスを予測する戦術的理解が重要である。フランコ・バレージやヴィルジル・ファン・ダイクなど、読みの鋭いディフェンダーインターセプト能力で知られている。インターセプトは、タックルと比較してファウルのリスクが低く、ボールを奪った後すぐに攻撃に転じることができるため、カウンターアタックの起点として非常に価値が高い。現代サッカーでは、データ分析によってインターセプト回数が守備力の指標として注目されており、特にビルドアップを狙う相手に対してプレッシングと組み合わせてインターセプトを狙う戦術が一般的になっている。