サッカー用語辞典

← 用語一覧に戻る

ゴールラインテクノロジー

ごーるらいんてくのろじー

ゴールラインテクノロジーとは、ボールがゴールラインを完全に越えたかどうかを判定するための技術システムを指すサッカー用語です。GLT(Goal Line Technology)とも略されます。高速カメラやセンサーを使用してボールの位置を正確に追跡し、ボールがゴールラインを越えた瞬間に審判の腕時計に通知が送られます。これにより、誤審を防ぎ、公平な判定を実現します。2012年に国際サッカー評議会(IFAB)が承認し、2014年のFIFAワールドカップ・ブラジル大会で初めて採用されました。プレミアリーグ、ブンデスリーガなど主要リーグでも導入されています。ゴールラインテクノロジーは、1966年ワールドカップ決勝のイングランド対西ドイツ戦での「幻のゴール」など、歴史的な誤審問題を背景に開発されました。VARと並んで、サッカーにおける技術導入の代表例とされています。