ボックスストライカー
ぼっくすすとらいかー
ボックスストライカーは、ペナルティエリア(ボックス)内でのプレーに特化したストライカーのタイプである。中盤でのビルドアップやサイドでのプレーには参加せず、ゴール前のエリアに留まって決定的な場面で仕事をする。ボックス内でのポジショニング、相手マークを外す動き、シュートの正確性と決定力が最大の武器である。ボールを持つ回数は少なくても、味方からのクロスやパスを確実にゴールに結びつける能力を持つ。ディフェンダーの動きを読み、スペースに飛び込むタイミング、ヘディングやボレーシュートの技術が求められる。フィリッポ・インザーギやジェイミー・ヴァーディなどが典型的なボックスストライカーとして知られる。「ボール保持」よりも「決定」に価値を置く現代サッカーにおいて、ボックス内での仕事人として重宝されるタイプのフォワードである。