ボックストゥボックス
ぼっくすとぅぼっくす
ボックストゥボックス(Box-to-Box)は、自陣のペナルティエリア(ボックス)から相手陣のペナルティエリア(ボックス)まで、ピッチを縦横無尽に駆け回るミッドフィールダーのプレースタイルである。攻守両面で貢献し、守備時には自陣ゴール前まで戻り、攻撃時には相手ゴール前まで上がる。ボックストゥボックス型のミッドフィールダーには、高い運動量、スタミナ、戦術理解力、攻守両面の技術が求められる。代表的な選手としては、スティーヴン・ジェラード、フランク・ランパード、アルトゥーロ・ビダル、ポール・ポグバなどが挙げられる。このタイプの選手は、守備でボールを奪い、攻撃ではゴール前に飛び込んで得点を狙う。特に、中盤の数的優位を作り出し、攻守の切り替えを素早く行う能力が重要である。現代サッカーでは、戦術的に複雑化しているため、純粋なボックストゥボックス型は減少傾向にあるが、依然として貴重な存在である。チームにとって、試合を通じてエネルギーを供給し続ける「エンジン」のような役割を果たす。