サッカー用語辞典

← 用語一覧に戻る

マーク

まーく

マークとは、守備側の選手が攻撃側の特定の選手に対して密着し、その動きを制限したり、パスコースを塞いだりする守備行為を指すサッカー用語です。マークには大きく分けて「マンマークマンツーマン)」と「ゾーンマーク」の2種類があります。マンマークは特定の相手選手を試合中継続的にマークする方法で、相手のエースを封じる際などに用いられます。ゾーンマークは自分の担当エリアに入ってきた相手をマークする方法で、現代サッカーでは主流となっています。マークの質は相手との距離感、体の向き、視野の確保などによって決まります。カンナバーロやマルディーニなど、マークの技術に優れたディフェンダーは「マークが厳しい」と表現されます。セットプレーの際には、誰がどの選手をマークするかの役割分担が重要になります。また、マークを外す動き(オフ・ザ・ボールムーブメント)も攻撃側の重要な技術です。