サッカー用語辞典

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中盤

ちゅうばん

中盤(ミッドフィールド)は、サッカーのフィールドにおいて、ディフェンスラインフォワードラインの間に位置するエリアを指し、また、そこでプレーする選手たち(ミッドフィールダー)を総称する言葉でもある。中盤は攻守の要となるエリアであり、ここでの優位性が試合の支配につながる。中盤の役割は多岐にわたり、守備では相手の攻撃を遅らせ、ボールを奪取し、攻撃では後方からボールを運び、パスを散らし、時には自らシュートを放つ。中盤の選手には、ボランチ守備的ミッドフィールダー)、セントラルミッドフィールダー攻撃的ミッドフィールダートップ下)、サイドハーフウイングなど、様々なポジションがある。現代サッカーでは、システムによって中盤の構成が大きく変わり、4-3-3では3人、4-4-2では4人の中盤を配置するのが一般的である。中盤でのボール保持パス回しは、チームの戦術的優位性を作り出す基盤となる。また、中盤でのボール奪取からの素早いカウンターアタックも、現代サッカーの重要な戦術要素である。中盤を支配するチームは試合を支配すると言われるほど、この エリアは戦術的に重要な位置を占めている。