サッカー用語辞典

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サイドハーフ

さいどはーふ

中盤のサイドに位置するポジションで、攻守両面でサイドのエリアを担当する。主に4-4-2や4-5-1などのフラットな中盤を採用するシステムで使われる呼称。サイドハーフには、サイドでのドリブル突破、クロスの供給、守備時のサイドバックカバーリング、中央への絞りなど、多様な役割が求められる。攻撃的な選手を配置してウイングのように使う場合もあれば、守備的な選手を配置してサイドを固める場合もあり、チーム戦術によって求められる特性が異なる。縦への推進力とスタミナが重要で、90分間サイドレーンを上下動し続ける運動量が必要。ウイングとの違いは、より中盤の一員としてバランスを取り、守備貢献も求められる点にある。現代サッカーでは、より攻撃的なウイングや、より守備的なウイングバックが主流となり、伝統的なサイドハーフは減少傾向にあるが、4-4-2を採用するチームでは依然として重要なポジション。日本では中村俊輔、中田英寿などが左サイドハーフとして活躍した。