サッカー用語辞典

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守備的戦術

しゅびてきせんじゅつ

守備的戦術とは、失点を防ぐことを最優先とするサッカーの戦術アプローチを指します。堅固な守備組織を構築し、相手の攻撃を封じることに重点を置きます。守備的戦術には、ローラインリトリートカテナチオロープレスファイブバックなど、さまざまな形態があります。多くの選手を自陣に配置し、スペースを埋めることで、相手の攻撃を遅らせたり、ボールを奪ってカウンターアタックを狙ったりします。守備的戦術は、格上の相手と対戦する際や、リードを守りたい場合に有効です。一方で、攻撃の選択肢が限られ、長時間守備を強いられるというデメリットもあります。ディエゴ・シメオネ、ジョゼ・モウリーニョ、アントニオ・コンテなどの監督は、守備的戦術を得意としています。現代サッカーでは、守備的戦術攻撃的戦術のバランスや、試合状況に応じた使い分けが重要とされています。