サッカー用語辞典

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懲罰委員会

ちょうばついいんかい

懲罰委員会とは、サッカーにおいて試合中や試合外での選手や関係者の不正行為、違反行為に対する処分を決定する組織です。各サッカー協会や大会主催者によって設置され、レッドカードによる退場、暴力行為、差別的発言、審判への暴言、ドーピング違反などを審議します。処分内容には、出場停止試合数の決定、罰金、資格停止などが含まれます。日本サッカー協会(JFA)では規律委員会と呼ばれ、Jリーグでは独自の規律委員会が設置されています。FIFAやUEFAなどの国際組織にも同様の委員会があり、国際大会での違反行為を審議します。審議は映像証拠や審判報告書、関係者の証言などをもとに行われ、公正性と透明性が求められます。近年では、VARの導入により、試合後の映像検証が容易になり、懲罰委員会の判断材料も増えています。処分に対しては、不服申し立てや上訴の制度も整備されています。