サッカー用語辞典

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レッドカード

れっどかーど

レッドカードは、サッカーにおいて選手を即座に退場させる際に主審が提示する赤色のカードである。イエローカードと同様に1970年のワールドカップメキシコ大会から正式に導入された。重大な反則、暴力行為、相手選手への唾吐き、決定的な得点機会の阻止(DOGSO: Denial of an Obvious Goal-Scoring Opportunity)、ゴールキーパー以外の選手が意図的に手でボールを扱って得点を阻止する行為などに対して提示される。レッドカードを受けた選手は即座にフィールドを離れなければならず、その試合には戻れない。さらに、チームは退場した選手の代わりを補充できず、数的不利な状態で試合を続けなければならない。また、1試合で2枚のイエローカードを受けた場合も、2枚目のイエローカードと同時にレッドカードが提示され退場となる。大会や リーグの規定により、レッドカード退場後には自動的に次の試合以降の出場停止処分が科される。2016-2017年のルール改正により、ペナルティエリア内でのDOGSOでも、ボールをプレーしようとした場合はイエローカードに軽減される場合がある。レッドカードは試合の流れを決定的に変える要素であり、特に試合序盤での退場は結果に大きな影響を与える。