退場
たいじょう
主審がレッドカードを提示し、選手がフィールドから退かなければならない最も重い懲戒罰。退場となった選手は試合に復帰できず、そのチームは残り時間を10人(またはそれ以下)で戦わなければならない。退場の対象となる行為は、著しく不正なプレー、乱暴な行為、相手選手やその他の者に対する唾吐き、意図的なハンドによる決定的な得点機会の阻止、ファウルによる決定的な得点機会の阻止(ペナルティエリア内で誠実にボールをプレーしようとした場合を除く)、攻撃的・侮辱的・下品な発言や身振り、同一試合での二度目の警告など。退場処分を受けた選手は、その試合後も次の試合以降に出場停止処分を受けることが一般的で、悪質な場合は複数試合の出場停止となることもある。数的不利は試合結果に大きく影響するため、退場を避けるための自制心や、退場者が出た後のチーム戦術の変更が重要となる。歴史的には、ジネディーヌ・ジダンの2006年W杯決勝での退場などが有名。