サッカー用語辞典

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ペナルティマーク

ぺなるてぃまーく

ペナルティマークとは、ペナルティエリア内のゴールライン中央から11メートル(12ヤード)の位置に設置された、ペナルティキックを蹴る際の基準点となるマークのことである。通常は直径約22センチメートルの円形で白く描かれており、ペナルティスポットとも呼ばれる。ペナルティキックが与えられた際、キッカーはこのマーク上にボールを置いて蹴らなければならない。また、ペナルティキックの際には、キッカーゴールキーパー以外の選手は、このマークを中心とした半径9.15メートル(10ヤード)の円弧、すなわちペナルティアークの外側に位置しなければならない。ペナルティマークからゴールまでの距離は、キーパーが反応できるギリギリの距離として設定されており、キッカーゴールキーパーの心理戦が展開される重要な地点となっている。トップレベルの試合では、ペナルティキックの成功率は約75~80%とされており、得点に直結する重要な場面である。ワールドカップなどの大会では、ペナルティマークでの一瞬の勝負が優勝を左右することもあり、サッカー史に残る数々のドラマが生まれている。