サッカー用語辞典

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主審

しゅしん

サッカーの試合を統括する審判員で、フィールド上で試合を直接管理する最高責任者。英語ではRefereeと呼ばれる。主審は試合開始から終了まで選手と共にフィールド内を移動し、ファウルオフサイドの判定、得点の有効性の確認、懲戒罰イエローカードレッドカード)の提示など、競技規則に基づくあらゆる判断を下す権限を持つ。近年はVAR(ビデオアシスタントレフェリー)の導入により、重要な判定については映像確認を行うこともあるが、最終決定権は常に主審にある。主審の装備として笛、イエローカードレッドカード、時計、コイン(キックオフ決定用)などを携帯する。プロの試合では国際審判員資格を持つ者が務め、フィットネステストに合格し、継続的なトレーニングを受けている。主審の判定は試合中絶対であり、選手や監督が異議を唱えても覆ることはない。優れた主審は試合の流れを読み、厳格さと柔軟性をバランス良く保ちながら、公平で安全な試合運営を実現する。