サッカー用語辞典

← 用語一覧に戻る

ワンタッチパス

わんたっちぱす

ワンタッチパスとは、ボールを受けてからトラップせずに一度のタッチで次の選手にパスを送る技術である。この技術により、プレーのスピードが格段に上がり、相手ディフェンスに対応する時間を与えない素早い攻撃が可能となる。特に狭いスペースでプレッシャーを受けている状況や、速攻を展開する際に効果的である。ワンタッチパスを成功させるには、ボールを受ける前に周囲の状況を把握しておく必要があり、高い戦術理解と技術が求められる。バルセロナティキタカブラジルサッカーの美しい攻撃では、このワンタッチパスが多用される。また、壁パスワンツーパスといった戦術的なプレーの基礎ともなる。ただし、常にワンタッチでプレーすることが最善とは限らず、状況に応じてボールを止めることも重要である。