副審
ふくしん
副審とは、サッカーの試合において主審を補助する審判員で、通常2名がピッチの両サイドライン沿いに配置される。以前はラインズマンと呼ばれていたが、1996年に国際サッカー評議会により正式に副審という名称に変更された。主な職務はオフサイドの判定、ボールがタッチラインやゴールラインを越えたかの判定、どちらのチームのスローインやコーナーキックかの判定である。副審は旗を上げることで主審に情報を伝え、主審が見逃した反則行為についても報告する権限を持つ。特にオフサイドの判定は副審の最も重要な役割であり、攻撃側選手の位置を正確に見極める必要がある。近年ではVARの導入により、副審の判定もビデオで検証されるようになっている。国際試合や主要リーグでは、経験豊富な審判員が副審を務める。