アウトサイドキック
あうとさいどきっく
アウトサイドキックとは、足の外側(小指側)を使ってボールを蹴るサッカーの技術です。相手に方向を読まれにくく、カーブをかけたパスやシュート、フェイントを含んだプレーに有効です。アウトサイドキックは、体の向きを変えずにパスを出せるため、プレーの選択肢を隠すことができます。また、外側に曲がる軌道を描くため、相手ディフェンダーの足が届かない場所を通すパスやクロスに適しています。リカルド・クアレスマやロベルト・カルロスは、アウトサイドキックの名手として知られています。インサイドキックに比べると習得が難しく、正確性も劣りますが、使いこなせれば攻撃の幅が大きく広がります。現代サッカーでは、ボディオリエンテーションを維持しながら素早くパスを出すために、アウトサイドキックの重要性が増しています。育成年代でも、基本技術の一つとして指導されています。