サッカー用語辞典

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ビデオ判定

びでおはんてい

ビデオ判定とは、試合中の重要な判定を映像を用いて確認・検証するシステムを指し、正式名称はVAR(Video Assistant Referee)です。2018年のロシアワールドカップで本格的に導入され、ゴールの成否、ペナルティキックの判定、退場に値する反則、人物誤認の4つの場面で使用されます。ビデオアシスタントレフェリーが別室でモニターを確認し、明白な誤審があった場合に主審に伝えます。主審はVARからの助言を受けてピッチサイドのモニターで自ら確認することもできます。このシステムは誤審の減少に貢献していますが、判定に時間がかかることや試合の流れを止めるという批判もあります。プレミアリーグセリエAラ・リーガなど主要リーグで採用が進んでおり、サッカーの公平性向上に寄与しています。オフサイド判定では、半自動オフサイドテクノロジー(SAOT)も導入され、より正確な判定が可能になっています。