サッカー用語辞典

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レフェリー

れふぇりー

レフェリーとは、サッカーの試合を統括する審判員のことで、日本語では「主審」と呼ばれる。試合の開始から終了まで、ルールに基づいて試合を公正に進行させる最高権限者である。ピッチ内を自由に移動し、ファウルの判定、イエローカードレッドカードの提示、得点の認定、試合時間の管理などを行う。レフェリーの判定は絶対であり、選手やチーム関係者はこれに従う義務がある。2名の副審(ラインズマン)、第4の審判と連携しながら試合を管理する。近年ではビデオアシスタントレフェリー(VAR)システムが導入され、重要な判定を映像で再確認できるようになった。国際試合を担当できるレフェリーは厳しい試験と実績評価をクリアした者のみであり、FIFA国際審判員リストに登録される。体力テストも課されており、選手と同等の走行能力が求められる。歴史的に著名なレフェリーとしてピエルルイジ・コリーナなどがおり、判定の正確性と威厳ある試合運営で尊敬を集めた。現代サッカーでは、レフェリーの判定が試合結果に直結するため、その重要性はますます高まっている。