6ヤードボックス
ろくやーどぼっくす
6ヤードボックス(Six-yard Box)は、ゴールエリアの別称であり、ゴールを中心とした小さな長方形のエリアである。ゴールポストの内側から5.5メートル(6ヤード)の距離にラインが引かれ、ゴールラインから5.5メートル(6ヤード)前方まで伸びている。このエリアは、ゴールキーパーが保護される特別なゾーンであり、以下のようなルールが適用される。1)ゴールキックは、このエリア内の任意の場所から蹴られる。2)相手選手がゴールキーパーに不当にチャージ(体当たり)することが禁止されている(ただし通常のプレーの範囲内での接触は許される)。また、このエリアは、ゴール前の最も危険なゾーンであり、攻撃側はこのエリア内でのシュートチャンスを狙う。守備側にとっては、このエリアへの侵入を最優先で阻止する必要がある。戦術的には、コーナーキックやフリーキックからのクロスボールがこのエリアに供給されることが多く、ゴールキーパーと相手選手の激しい競り合いが発生する場所である。「6ヤード」という名称は、ヤード・ポンド法に由来し、メートル法では5.5メートルに相当する。