サッカー用語辞典

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ロスタイム

ろすたいむ

ロスタイムとは、前半または後半の規定時間終了後に追加される時間のことを指すサッカー用語です。正式には「アディショナルタイム」と呼ばれますが、日本では「ロスタイム」という呼称が一般的に使われてきました。この時間は、試合中の負傷者の治療、選手交代、ボールがフィールド外に出た時間、その他のプレー中断時間を補うために主審が裁量で決定します。通常、前半・後半それぞれ1〜5分程度が追加されますが、大きな中断があった場合はそれ以上になることもあります。ロスタイムの長さは試合終了前に第4の審判が電光掲示板で示します。ロスタイムは試合の結果を左右する重要な時間帯で、劇的な逆転ゴールや同点ゴールが生まれることも多く、「ロスタイムの魔術」などと呼ばれることもあります。2022年のワールドカップでは、従来よりも長いロスタイムが設定されることが増え、実質的なプレー時間の増加が図られました。