インプレー

いんぷれー

インプレー（In Play）は、試合中でボールがプレー可能な状態にあることを指す。競技規則では、ボールがピッチ内にあり、主審が試合を止めていない状態を「インプレー」と定義する。逆に、以下の場合はインプレーではない（アウトオブプレー）。1）ボールがゴールラインまたはタッチラインを完全に越えた、2）主審が試合を停止した、3）VAR確認のためプレーが中断された。インプレー中は、選手はボールに触れてプレーを続けることができ、ゴールも有効となる。ただし、ファウルやオフサイドなどの反則があれば、主審が笛を吹いてプレーを止める。インプレーの時間は、実際の試合時間（前半45分、後半45分）から、ボールがアウトオブプレーになった時間やプレー停止時間を除いた、実質的にボールが動いている時間である。統計によれば、90分の試合でインプレーの時間は平均55-65分程度とされる。近年では、時間稼ぎやプレー停止が多いことが問題視され、インプレー時間を増やすための施策（迅速なプレー再開、アディショナルタイムの厳格な計測など）が取られている。