サッカー用語辞典

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ラストパス

らすとぱす

ラストパスとは、得点に直結する最後のパスを指すサッカー用語であり、アシストパスとも呼ばれる。攻撃の最終局面において、味方選手がシュートを打つために最も有利な位置へボールを供給するパスである。統計上はアシストとして記録され、パスを受けた選手が直接シュートを決めた場合に公式に認定される。ラストパスには高度な技術と判断力が求められ、相手ディフェンスラインの背後へのスルーパスペナルティエリア内へのクロスワンツーパスの返球など、様々な形態がある。タイミング、精度、スピード、軌道のいずれも完璧でなければ相手に奪われてしまう。中盤の司令塔プレーメーカーにとって、質の高いラストパスを供給できる能力は最も重要な評価基準の一つである。メッシ、デ・ブライネ、エジルなど、世界トップクラスの選手は試合を通じて複数のラストパスを創出する能力を持つ。現代サッカーでは、アシスト数が選手の創造性と攻撃貢献度を測る主要な指標となっている。